ストレスと上手に付き合う 第1回
ストレスと上手に付き合うポイント
第1回 親しい人たちと交流する時間を持つ
ストレスは人生のスパイスであると言われています。
適度なストレスは心を引き締めて仕事や勉強の効率を上げる作用などもあります。しかしながら過剰なストレスは病の元です。過剰なストレスに対処するためにはストレスに早く気付くことが大切です。
心を過剰なストレスから守るポイントを学んでゆきましょう
ポイントは8個です
Ⅰ 親しい人たちと交流する時間を持ちましょう!
Ⅱ 笑いのすすめ
Ⅲ 緊張を細切れにする
Ⅳ できるだけ落ち着ける環境を
Ⅴ 仕事に関係ない趣味を持つ
Ⅵ 自然を楽しむ機会を多く持つ
Ⅶ 適度に運動をする
Ⅷ ストレス解消をタバコやお酒に頼らない
第一回は、「親しい人たちと交流する時間を持ちましょう!」
こころの内にある様々な不安やイライラなど今の状況や気持ちを話すことで、不思議と気分がスッキリします。これは自分の中でこだわっていた悩みを言葉にすることにより開放されるためと考えられています(話すことは放すことと言われています)(厚労省 独立行政法人労働者健康安全機構)
しかしながら今コロナ禍の中でお友達と会ったり長時間お話しすることもできない毎日です。
そんな時には書くことをお勧めします。書くことにより頭の中の整理をしながら、考えや気持ちを外に出すことができます。(認知の可視化のお話はまた別の機会に!)
でも、やっぱり話したい!と思ったら【あしたの働き方研究所】では「語り場」という皆さんが集まってお話をするイベントを開催しています。(現在はZOOM開催)参加費¥1,000
どなたでも参加可能です。また「その時その場所のみ」と言う守秘義務があり安心してお話ししていただけるイベントです。
「こころが重たいな」と感じたら話しましょう!そしてお話を聴いて差し上げてください、きっと少しでも心が軽くなるのではないでしょうか。
第2回 笑いのすすめ
最近、思いっきり笑ったことはありますか?
心の余裕を失うと笑いは少なくなり、無表情になりがちです。笑いによって自律神経のバランスを整えたり、がん細胞を攻撃するNK(ナチュラルキラー)細胞が活性化し、免疫力を正常化させる効果もあります。笑う場面では思いっきり笑っちゃいましょう!
皆さんはどんな笑いの癒しをされていますか?
また、笑いは思いっきり笑うだけではなく「笑顔」でもストレス解消効果が十分あるようです。
朝 顔を洗った後に鏡に向かって笑顔を写したり、ZOOM会議や研修の時に笑顔で対応すると自分だけではなく周囲の人も笑顔にする効果もあります。(自分も画面で自分の笑顔が見れてモチベーション向上ですね)
自分自身のためにも周囲の人のためにも「笑顔」を心がけることがストレス対応に大切という事ですね。
日常生活に「笑い」をうまく取り入れて、健康で楽しい日々を送りましょう!
最後にお笑いを一つ(立川談笑師匠 話)
■登校前のゆううつ
平日の朝。
「たかし! たーかし! 起きなさい! いつまで寝てるの。ほらほら、歯ぁ磨いて顔洗って、朝ごはん食べて。さっさと支度して学校行きなさい。んもう。毎朝なんだかんだ言って、結局行くんだから。同じことなら楽しく元気に学校行けばいいでしょ? あんたが行かなくて誰が授業するの? 先生がずる休みしたがっちゃダメでしょ!」
第3回 緊張を細切れにする
緊張は交感神経が活発化することで引きおこされます。この交感神経とは、食事や運動などの身体活動に都合のよい状態をつくる働きをしています。
しかし、緊張を感じると焦って自分自身を落ち着かせようとしますよね。そのことが原因でさら緊張してしまい悪循環に陥ってしまいます。
そのような時は緊張している自分を落ち着かせるのではなく、緊張しているということを受け入れることが大切です。受け入れることで、落ち着かせるために何をすべきか見えてきますし、場合によっては周りに助けを求めることもできます。
自分の中で自分を実況中継するなんて言うのも良いかもしれませんね。
とは言え、緊張の連続はやはり大きなストレスになります。そのような時は緊張を細切れにしたり逃がしたりしてみてください。
その方法とは
①深呼吸をする
緊張しているときは胸式呼吸になっていると言われています。緊張していると思ったら大きく腹式呼吸をしてみてください。
②首を温める
首の後ろにホットタオルや温熱シートを直接あてて温めます。これにより自律神経が刺激を受け、緊張の改善につながります。
③日頃より食べることで緊張を緩和する食材
・チョコレート
・緑茶・ハーブティー
・トリプトファンを含む食材
(卵・チーズ・バナナ・クルミなど)
他にもありますが今回は以上3点をご紹介しました。
(「こころの健康気づきのヒント集」厚労省 他)
笑い話 『レストランにて』
今日久しぶりにレストランに行った。
隣のテーブルにカップルが座っていて、ウエーターが料理を持ってきた。
「すずきでございます」とウエーターが言った。
カップルの男のほうが「久保田でございます」、女のほうが「細谷でございます」と言った。
ウエーターは、背中が小刻みに震えながら、「本日のお勧めの魚のスズキでございます」と説明していた。(作者知らず)
第4回 できるだけ落ち着ける環境を
くつろげる環境づくりをコーディネーターに聞きました。
部屋の色は統一する
◆茶系ーリラックスしたいときに最適
◆ベージュ系ー落ち着いた空間づくりにお勧め
圧迫感を感じない部屋づくり
◆目線より高い家具は圧迫感を感じるようです。
照明器具
◆白色系ー覚醒や緊張感を与える効果がある
◆電球色ー気持ちをリラックスさせる効果あり
でも上記以前に一番は掃除と整理整頓が大切とのことでした(やっぱり)
お部屋もそうですが、人も環境を作りだす一部ですよね。
一緒にいて落ち着く人はどんな特徴を持っているでしょうか
・感情が安定している
・笑顔が多い
・前向きな言葉遣い
・優しい
・心が広い
・愚痴が少ない
・イライラしない
・聞き上手
・沈黙が苦痛でない
自分も落ち着いた環境が提供できる人になれるよう心がけたいと思います。
【お笑いコーナー】
今回の笑い話は「環境」と言う言葉にかけてのお話
『おかんのパソコン』
うちのおかんがパソコンを始めた。イッチョ前にサポートセンターに電話をしている。
オペレーターとおかんのやりとりがスピーカーホンを通じて聞こえてきた。
オぺ「環境を教えて頂けますでしょうか」
母 「1階南側の、6畳の洋室です。」
オぺ「すみません、お客さま(笑いをこらえている様子)。場所ではなく…」
母 「あっ、環境ね。はい、日差しがまぶしいです。」
オぺ「・・・」
(作者知らず)
お粗末さまでした。
第5回 こころの健康シリーズ 自律神経を整える(前編)
このところ身体の調子が今一つ・・・
季節の変わり目と共に、こんな不調を感じている方いらっしゃいませんか?
メンタル不調のはじめの一歩として「自律神経失調症」などが診断に上がってくることがありますが、メンタル面だけではなく体の不調としても関連している「自律神経」です。
特に季節の変わり目では「寒暖差疲労」という自律神経が関連している体調不良もあります。
一日の寒暖差が7℃以上ある日は要注意、寒暖差も自律神経を乱す原因になっていると言われています。
頭痛や肩こり、めまいなど感じることがありませんか?
そして、本格的に自律神経が乱れてくると、「一日中身体がだるい」「やる気が起きない」「疲れやすい」「眠れない」など、病気と言うほどではないけれど体の不調を感じるようになります。
ストレスや運動不足、生活の乱れなどがあげられますが一因としてあげられますが、まずは対症療法にはなりますが自律神経の乱れを整える方法をご提示したいと思います。
【日中編】
首を温める
今の時季に起こる寒暖差疲労では、首を温めることが有効と言われています。
このところ秋らしい気温になってまいりました。でもまだ日中は「上着を脱いで軽やかに」歩きたい日もありますよね。そのような時も寒暖差の調節と自律神経の負担を減らすために首を冷やさない工夫をしましょう(女性はスカーフ等 男性はエリのあるもの)
首を冷やさない工夫をして「何となく体調不良」を減らしてゆきましょう。
環境に揺らぎを加える
テレワークが多くなってきている昨今、やはり運動不足になりがちですよね。
一日中パソコンに向かっている状況では血液のリンパの流れが悪くなって老廃物の排出が進まず、疲労が蓄積されてゆきます。そんな時は立ち上がって窓から風を入れて、軽いストレッチや体操をすることにより疲れにくくなります。部屋の中に風の揺らぎを入れて自律神経を整えましょう!